「OZ」は100年前の戦乱から立ち直り、平和への道を歩み出していた。それまで4支配者に頼り切っていた人々は戦乱にくるしんだあげく平和のために支配者を捨てたのであった。かつての強大な聖王国はいくつにも分割され、新たな王により統治されていた。そんな平和がかりそめの物であることは誰もが知っていた。かつて「OZ」を戦乱に巻き込んだ
イースト ウィッチ
4支配者の一人“東の魔女”は滅んだわけではなく、いくつもの次元にわたって転生し、復活の機会をうかがっているはずだからである。そのため「OZ」の王らは「魔女狩人(
ウィッ
イースト ウィッチ
チ ハンター) 」や「魔女討伐隊( ウィッチ バスターズ) 」に強力な権限を与え“東の魔女”の生まれ変わりを討伐させていた。しかしそれは「恐怖」という名の支配でもあった。
リオン:「スケアー、魔法で援護してよぉー、おっかないよぉ」
ヤ ツ
スケア:「泣き言いうんじゃねー!!スチーム男爵の身体は抗魔法金属だ!魔法は効かねー
んだよ!!急げ!ドロシー!!」
その子:「え?あ、はいはいっ!」
スチーム男爵:「来るなら来いだシュポ!返り討ちにしてやるでシュポ!!」
リオン:「‥‥‥‥」
その子:「あの‥‥、リオン、さん?」
リオン:「…ふっ、ふふふふはははははは!!!!」
スチーム男爵:「!?」
その子:「!?」
リオン:「思い出してきたぜ!!かつての力をよ!!額の封印が弱まってらぁな!!」
ドロシー
スチーム男爵:「そ、そーかシュポ!その“異世界人”は東の魔女の‥‥、ま、まずいシュポ!
“封印持ち”の獣戦士の封印が解かれてしまうシュポー!!」
スケア:「…馬鹿。今ごろ気付いたの。」
ドロシー
リオン:「うおおおおおおお!!“異世界人”!名前は!?」
その子:「ボ、ボク、その子、紫藤その子!」
リオン:「よおおっし!その子!しっかりつかまっていろよぉぉぉ!!」
その子:「ええええ?もしかしてボクも戦闘に参加するのー?」
リオン:「あったりまえだろぉ!!いっくぞぉおおおお!!!!」
その子:「わぁぁぁぁ!?」
スチーム男爵:「そ、そんなーだシュポー!!」
リオン:「くらいやがれ!シュポシュポ野郎ぉ!!」
スチーム男爵:「どわあああああ!!あ、頭がぁぁ!!シュポ!!バ、バカなあ!いくら抗
魔法金属とはいえ強度は鋼鉄にも劣らないのに!シュポ!」
リオン:「おらおらおらおらぁ!!そんなもん!紙と一緒さぁ!!」
その子:「コワイよおお!ぜんぜん性格違うじゃな〜い!?」 |